ED(勃起不全)とは、十分な勃起が得られない、または勃起状態を維持できず、満足な性交渉が行えない状態を指します。この状態はさまざまな原因によって引き起こされることがあります。年齢が若い場合には心因性の影響が見られることが多く、中高年では動脈硬化、神経損傷、泌尿器系の疾患などが主な原因となることが一般的です。また、ある種の薬剤の副作用でもEDは引き起こされ得ます。適切な原因疾患の治療によりEDの改善が見込まれることもあります。ED治療にあたっては、血液検査が必要となることがありますが、最近半年以内の健康診断結果を持参することで検査を省略できる場合もあります。日本ではEDの患者数が多く、特に高齢者に多く見られる症状です。以前は「インポテンツ」とも呼ばれていましたが、差別用語とみなされることが多く、現在この呼称は使われません。
ED(勃起不全)は、心因性と器質性の二つに分類されます。心因性EDは精神的ストレスやうつ病などが原因であり、器質性EDは血管や神経の障害によるものです。特に血流障害を引き起こす糖尿病、高血圧、脂質異常症などがEDのリスクを高めます。EDの治療には、バイアグラ、シアリスなどの薬剤が使用され、これらは血管の拡張を促し勃起を助ける効果がありますが、個人差があるため適切な医療機関での診断と管理が必要です。また、これらの薬剤は狭心症などでニトログリセリンを使用している場合には処方できないなど、使用には注意が必要です。適切な治療を受けることで、EDは改善する可能性が高いとされています。
AGA(Androgenetic Alopecia)、またの名を男性型脱毛症とは、成人男性に見られる髪の毛の成長が停滞し、次第に細く短くなることで脱毛が進行する症状です。この状態は進行性であり、特に額の生え際や頭頂部から薄毛が始まり、徐々にその範囲を広げていきます。治療が行われなければ、脱毛は進行し続けますが、毛根が健在であるため、適切な治療により髪の毛を再生させることが可能です。早期に治療を開始し、継続することが非常に重要で、治療効果を最大限に引き出す鍵となります。AGAの治療には心電図や血液検査が必要な場合もあり、健康診断の結果が治療の助けとなることもあります。
AGA、すなわち男性型脱毛症は、男性ホルモンと遺伝の影響が大きく関与しています。この症状は主に成人男性に発症し、日本人男性の約3分の1が何らかの形でAGAの影響を受けていると言われています。AGAの進行は避けがたいものですが、その進行を遅らせる、または逆転させる治療方法が存在します。早期発見と早期治療が非常に重要であり、様々な治療薬が効果を発揮します。また、生活習慣の改善やストレス管理も、AGAの進行を抑制するために役立つ場合があります。最新の治療法やこれらの治療に関する詳細は専門医に相談することが推奨されます。
診察料
費用(税込)
初診料
2,200円
再診料
1,200円
ED治療薬
費用(税込)
シアリス10㎎
1,800円
シアリス20㎎
2,000円
タダラフィル10㎎
1,400円
タダラフィル20㎎
1,600円
バイアグラ50㎎
1,600円
シルデナフィル50㎎
1,200円
AGA治療薬
費用(税込)
フィナステリドg
5,500円
デュタステリドg
6,500円
監修医:とねり腎泌尿器クリニック院長
木村 章嗣
経歴
泌尿器科医/医学博士/日本泌尿器科学会専門医・指導医
ウィーン医科大学泌尿器科リサーチフェロー
東京慈恵会医科大学泌尿器科講師
東京慈恵会医科大学附属柏病院泌尿器科講師診療医長
住所東京都足立区舎人1-11-17 第3横田ビル2階
診療科目泌尿器科
休診日水・日・祝
診察時間