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排尿痛

排尿痛は、おしっこしている間に生じる尿道や下腹部の痛みのことです。排尿の最後や直後にツンとしたしみるような痛みを起こすこともあります。 排尿の最初か最後かといった痛みが起こるタイミングによって可能性の方疾患が異なります。排尿痛を起こす疾患には、できるだけ早い段階で適切な治療を受ける必要がある疾患もあります。排尿痛がある場合には早めにご相談ください。

尿道の痛み

男性の尿道は長いため、特に細菌感染による尿道炎では排尿時の痛みを強く感じることがあります。これは血尿や残尿感、排尿困難、尿漏れ、時には発熱を伴うことも。免疫力の低下が原因で尿道炎が発生しやすくなるため、疲労や睡眠不足には注意が必要です。尿道に痛みがある場合は早急に医療機関を受診し、必要に応じて生活習慣の見直しも検討しましょう。。

下腹部の痛み

排尿時の下腹部痛は、膀胱炎や腎盂腎炎、敗血症などの疾患によって生じることがあり、特に女性に多く見られます。この痛みは頻尿、血尿、残尿感、排尿困難、高熱、背中の痛みを伴うことがあり、深刻な状況では入院治療が必要になる場合もあります。排尿時に下腹部に痛みがある場合は、早急に医療機関に相談し、適切な治療を受けることが重要です。

頻尿

頻尿は1日に8回以上排尿がある状態を指し、これは過剰な水分摂取、カフェインやアルコールの利尿作用、加齢など多様な原因で生じます。頻尿の原因は性別、年齢、生活様式によって異なり、時には疾患が関連している場合もあるため、注意が必要です。急に強い尿意を感じる尿意切迫感も頻尿に伴う一般的な症状です。頻尿は日常生活に影響を及ぼすため、症状があれば適切な診断と治療が必要です。

夜間頻尿

夜間頻尿は、就寝中に1回以上排尿のために起きる状態を指し、2回以上起きる場合は病的とみなされます。原因は多尿、膀胱容量の減少、睡眠障害などがあり、加齢によっても頻度は増える傾向にあります。夜間頻尿は睡眠の質を低下させ、日中の健康や集中力に影響を及ぼすため、原因を特定し適切な治療を行うことが重要です。夜間何度もトイレに起きる場合は、医師に相談し原因を明確にすることが推奨されます。

残尿感

残尿感は排尿後にも膀胱に尿が残っているかのような感覚を指し、実際に尿が残っている場合とそうでない場合があります。尿が実際に残っていると尿路感染症のリスクが高まり、残尿感は多様な泌尿器疾患の可能性を示す症状でもあります。このため、残尿感を感じたら、それが実際の残尿か単なる感覚かにかかわらず、早期に医療機関で相談し、適切な診断と治療を受けることが重要です。

溢流性尿失禁

膀胱が常に尿で一杯になり、尿道から尿が溢れ出る状態を指します。尿意を感じながらも尿を出すことが難しく、無意識に少量ずつ尿が漏れてしまいます。膀胱の排尿機能に異常をきたしている可能性がありますので早急な検査および治療が必要になります。

腹圧性尿失禁

骨盤底筋の衰えにより、くしゃみや咳、大笑いしたとき、重い物を持つ際などに腹圧がかかると、尿が漏れる症状が現れます。この状態では尿道が適切に閉じられず、外部刺激によって失禁が引き起こされることがあります。腹部の脂肪(肥満)も主な原因のひとつとされています。

機能性尿失禁

排尿機能が正常であっても、病気や怪我、加齢などによる身体や運動機能の低下、または認知症などの要因により、排尿がタイミングを逸するか、正確に行えない状態を指します。高齢のかたに多く見られます。

切迫性尿失禁(過活動膀胱)

膀胱の筋肉が過剰に収縮することで引き起こされ、頻尿や尿意切迫感が生じます。病因は多岐にわたり、神経の異常や膀胱炎、尿路結石、前立腺肥大症、メタボリック症候群(糖尿病、高血圧、高脂血症など)などが関与することがあります。過活動膀胱の治療法は、薬物療法や膀胱トレーニング、生活習慣の見直しなどです。

監修医:とねり腎泌尿器クリニック院長

木村 章嗣

経歴

泌尿器科医/医学博士/日本泌尿器科学会専門医・指導医
ウィーン医科大学泌尿器科リサーチフェロー
東京慈恵会医科大学泌尿器科講師
東京慈恵会医科大学附属柏病院泌尿器科講師診療医長

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とねり腎泌尿器クリニック

住所東京都足立区舎人1-11-17 第3横田ビル2階

診療科目泌尿器科

休診日水・日・祝

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